こんばんは。お久しぶりです。今年のわたしは留年からの卒論デスマーチを乗り越え、3月に無事大学を卒業しました。
──というところまでは良かったものの、気づけば2020年が終わろうとしていることに驚いています。2020年って存在したのかな……
2020年が終わるということは、嵐さんが一旦の活動休止を迎えることと同義であり、その日はついに明日に迫っています。
わたしが彼らのファンになってから10年弱が経ちますが、その中で最も印象に残っているのが人生で初めて嵐さんのコンサートに行けたことでした。
というわけで今回は、わたしが行った「ARASHI Anniversary Tour 5×20」の札幌ドーム公演(2019/5/19)に関する記録と、コンサートに行く前に書き溜めていた10年分の振り返りが主な内容となっています。
ほんとうはもうちょっと凝ったタイトルをつけたかったんですけど、全然思いつかないからこれでいいかなってなりました。端的だし。
自分用のコンサートレポ兼これまでの感情を整理するための文章なので、あまり体裁を気にしていません。
そのため、全体的に文体も表記ゆれもめちゃめちゃだし死ぬほど冗長ですが、もししがないオタクの半生にご興味がおありであれば、このままお読みいただけるとうれしいです。
※以下「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のレポが含まれます。
※この文章の原型は2019年11月(DVD・Blu-ray発売前)に書いています。
- 【10年分の感情の整理】
- 【「ARASHI Anniversary Tour 5×20 and more…」: 2019/5/19 札幌公演】
- 1.「感謝カンゲキ雨嵐」
- 2.「Oh Yeah!」
- 3.「Step and Go」
- 4.「言葉より大切なもの」
- [挨拶]
- 5.「Find the Answer」
- [コンセプト映像]
- 6.「I'll be there」
- 7.「迷宮ラブソング」
- 8.「La tormenta 2004」
- 9.「Breathless」
- 10.「Everything」
- 11.「果てない空」
- [翔ちゃんのピアノソロ]
- 12.「アオゾラペダル」
- 13.「復活LOVE」
- 14.「Believe」
- 15.「Lucky Man」
- 16.「愛を叫べ」
- 17.「夏疾風」
- [MC]
- [指揮者MJ]
- 18.「COOL&SOUL」
- 19.「マイガール」
- 20.「One Love」
- [大野さんのソロダンス]
- 21.「Face Down」
- 22.「つなぐ」
- 23.「Crazy Moon 〜キミ・ハ・ムテキ〜」
- 24.「Sakura」
- 25.「truth」
- [20周年振り返り映像]
- 26.「A・RA・SHI」
- 27.「a Day in Our Life」
- 28.「ハダシの未来」
- 29.「サクラ咲ケ」
- 30.「きっと大丈夫」
- 31.「Monster」
- 32.「Troublemaker」
- 33.「ワイルドアットハート」
- 34.「GUTS!」
- 35.「君のうた」
- [挨拶]
- 36. 5×20
- [アンコール]
- 37. ファイトソング
- 38. エナジーソング 〜絶好調超!!!!〜
- 39. PIKANCHI☆☆DOUBLE
- 40. Love so sweet
- 41. Happiness
- 所感①:メンバー個別編
- 所感②:ファンサ編
- あとがき
【10年分の感情の整理】
~2009(~中1):「ファン」になるまで
遡ること12年前、2007年。松潤が出演していたドラマ『花より男子2』とともに、主題歌の「Love so sweet」が大ヒット。
世間での知名度が急上昇した結果、ファンも急激に増加しました。わたしの妹もそのひとりでした。
その頃のわたしは特に彼らに興味があったわけではなく、当時土曜日の昼間に本放送から数週遅れで放送(※田舎あるある)されていた『まごまご嵐』と『VS嵐』を、習い事の前に父と妹と3人でぼんやりと見ては、(明るくて元気で楽しいお兄さんたちだなあ)などと思う程度でした。
そんなわたしに訪れた転換点が、2年後の2009年。翔ちゃんが映画『ヤッターマン』(そういや妹はこれを映画館に見に行っていたけど、わたしは同じ時間に『マダガスカル2』を見ていた)で主演を務め、主題歌の「Believe」を発売したところから始まるこの年、嵐はデビュー10周年を迎え、初の国立競技場でのライブを成功させ、ベストアルバム『All the BEST! 1999-2009』を発売しました。
このベストアルバムに収録されている10周年記念楽曲「5×10」のボーナストラック・「Attack it!」がその後の運命を変えたのでした。
「Love so sweet」以降、妹がよく嵐のPVをわたしに見せてきてたんですけど、「Attack it!」もその一環で聴かされたのが最初の出会いでした。
ざっくり言うとこの曲は5人全員がラップをする曲で、当時のわたしは(翔ちゃん以外もラップするんだ!?!? しかも何でみんなしてこんなに舌回んの!?!?)ってめちゃめちゃびっくりしました。
後から知ったんですけど、嵐のラップ担当は間違いなく翔ちゃんであっても、実は全員でラップする曲もたまにアルバムに収録されているんですよね。
まあそういうわけで、わたしがこの曲から嵐に惹かれたのは自明の理で、ベストアルバムの次に発売されたシングル「マイガール」の頃には十分に「嵐のファン」だった記憶があって、相葉ちゃんが主演した同名のドラマ『マイガール』が“初めてリアルタイムで全話見た連ドラ”になったし、たぶんこの年のカウコンが初めて見たカウコンな気がします。立派なジャニオタへの第一歩というやつですね(?)
そしてここから、紆余曲折の長い10年が幕を開けました。
2010~2012(中2~高1):いちばん入れ込んだ時期
2010年最初のシングルが「Troublemaker」だったんですけど、これがもう大好きで大好きで。
主題歌だった翔ちゃん主演のドラマ『特上カバチ!!』も妹と毎話リアタイして、PVも歌番組(当時は『Mステ』以外に『うたばん』とか『HEY!HEY!HEY!』とかもあった)も死ぬほど見ました。
大サビラストの「輝きを秘めたハートビート…」で大野さんと翔ちゃんがふたりでハートを作った後、いつも列に入れてもらえない大野さんが可愛くて好きだったなあ……
大野担だと自覚した時期は不明なんですけど、たぶんこの頃にはすでに大野さんが好きだったし、次のシングル「Monster」を歌番組で見るときは1番Bメロの大野さんのソロパートを毎回画面に齧り付くように見ていました。
主題歌だった大野さん主演のドラマ『怪物くん』も毎話見ていて、作中で出てきた「生卵カレー」を卵が苦手なのに真似したりもしてました(ちなみにふつうに美味しかった)。
この年の1月、13歳の誕生日を迎えたわたしは、父に誕生日プレゼントとしてiPod nano(くるくる回すホイール部分がある第5世代)を買ってもらい、これを契機として徐々に嵐さんのアルバムを近所のゲオとツタヤで借り漁りました。
※この写真は2018年に撮影しましたが、一応まだ動きます。生きてる。
最初に借りたのは2007年のアルバム『Time』の初回限定盤と、2004年の『5×5 THE BEST SELCTION OF 2002←2004』の2枚。前者に収録されている「Oh Yeah!」と後者に収録されている「言葉より大切なもの」がいまでもわたしのツートップです。
ピアノスコアを買って、家でも部活後の音楽室でも弾いていたし、誰もいない夏の昼間の畦道でチャリかっ飛ばしながら口ずさんで帰ったりしてました(いま考えるとまあまあやばい)。
iPod nanoの「トップ25」っていう再生数ランキングを自動で組んでくれるプレイリストがあるんですけど、長らく1位が「言葉より大切なもの」で2位が「Oh Yeah!」でした。
iPhoneで音楽を聴くようになったいまも、それはきっと変わっていません。何で好きなのかとかはたぶんまた後で書きますが、とりあえずわたしにとってこの2曲が“夏の象徴”であることには間違いないなって思います。
余談ですが、人間の音楽の好みは中学生の頃に聴いてた曲から変わんないんだって話があるそうで*1、わたしの場合はマジで好みが変わりません。いつもこの2曲と雰囲気の似た曲を好きになりがち。
2010年夏、嵐は2年ぶりのオリジナルアルバム『僕の見ている風景』をリリースしました。当時の我が家はお小遣い制ではなかった(※高校生からお小遣い制になった)ので、記憶が正しければわたしはその年のお年玉を持って近所の新星堂に初回盤を買いに行ったはず。
わたしが生まれて初めて買ったCD*2です。
もしもこれがレコードだったならとっくに擦り切れて聴けなくなってるんだろうなあ。
このアルバムを引っ提げて開催されたツアー「君と僕の見ている風景」のDVDも、国立バージョンとドームバージョンの2枚ともを買って死ぬほど見ました。これももしVHSだったらテープが切れてると思います。それくらいずっと聴いたしずっと見てました。
国立バージョンの「Oh Yeah!」のイントロの入りがめちゃめちゃに好きで、見るたび毎回泣いてたな。
中2の後期と中3の後期に放送委員になったとき、自分の当番の日が回ってくると必ず嵐さんの曲ばかりかけていたのもふと思い出しました。
中3の後期は2つ下の妹もたまたま放送委員で、「嵐がかかってるからきょうの放送委員はあの子かなあ」「違うよ、妹のほう」「えっ嘘!?!?」みたいなやりとりもあったっけな〜〜……少なくとも中学時代の同級生や後輩には「嵐ファン」として認識されていた気がします。
両親は嵐さんにもその後の2次元趣味にも比較的寛容で、ふたりとも気づけば嵐さんや他のグループのメンバーの顔と名前が一致していたし、「アンタの好きそうな声優さん(※柿原徹也さん)が出てるからEテレ見なさい」とか「この赤髪の子(※『ラブライブ!』の西木野真姫ちゃん)好きだったよね?」とか、いま考えると歩み寄りが凄まじかった。ありがたい話である。
ただ、周りの子たちが楽しそうに嵐さんのコンサートに行く中、我が家ではそれだけは許可されなかった。
おそらく理由はいろいろあって、共働きだからだとか、母の勤務形態が不規則だからだとか、そもそも会場自体が遠いからだとか、たぶんそんな理由(2012年と2013年にNEWSさんのコンサートに行けていたのは、たまたま2年とも某大学のオープンキャンパスと日程が近かった上にたまたま当たったからでしかない)。
だから2010年のコンサートDVDを死ぬほど見たんだと思う。遠い未来、大人になったら、いつか彼らを生で見たいと願っていた。
その後、2011年のアルバム『Beautiful World』と2012年のアルバム『Popcorn』も順調にお年玉やお小遣いで買ってたし、メンバーの誰かが出るドラマも冠番組もだいたい見ていたし、たまにアイドル誌も買ってたし、高校受験も嵐さんのおかげでどうにか乗り切った。
この頃、わたしの日々のすぐそばには必ず彼らの存在があった。
それが変化したのが、2013年のアルバム『LOVE』の存在だった。
2013~2015:アルバムコンセプトとの不和
当時のわたしが『LOVE』や2014年のアルバム『THE DEGITALIAN』、2015年のアルバム『Japonism』のコンセプトと相容れられなかっただけで、いまはどのアルバムもめちゃめちゃ好きです!!!! めちゃめちゃ好きなんだけど!!!!
どうもわたしは『Time』や『Popcorn』みたいな“明るいアルバム”のほうが好きで、コンセプチュアルな当該3作のことは随分長い間好きになれなくて、『LOVE』と『Japonism』はとりあえず買ったものの開封しないまま長らく保管されていましたし、『THE DEGITALIAN』はCDを大学の友人に借りてiTunesに入れるだけ入れて、長らく聴いていませんでした。
この期間は『黒子のバスケ』と『ペルソナ4』に特別入れ込んでたっていうのもあって、興味の対象が完全に変わってしまってたんだろうなと思います。
とはいえ、高校受験に引き続き大学受験でも嵐さんの曲にはほんとうにお世話になったし、何やかんやで嵐さんが出る音楽番組は欠かさず見ていたし、冠番組もたまに見ていた(『ひみつの嵐ちゃん!』の最終回は大号泣してた)し、そういう意味ではいわゆる“お茶の間”期間でもあったんだろうな〜〜……
ちなみにこの時期のシングルでは「GUTS!」が好きです。明るい応援歌は最高の文明。
そういやこの時期では珍しく、ニノ主演の映画『プラチナデータ』は映画館に見に行ったし、相葉ちゃん主演のドラマ『ラストホープ』はリアタイで最後まで見ていました。いま思うと、そのあたりまではきちんと追ってたってことの証左なのかも。
2016~2018:茶の間からの帰還
2016年のアルバム『Are You Happy?』が久しぶりにわたしの好きな“明るいアルバム”であると判明したものの、アルバムを買うまでに至らなかったのは、他のジャンル(※主に『スタミュ』)を追うので首が回らなかったからです…………1クールのアニメのDVDを揃えるのに必死だったあの頃…………(?)
2017年のアルバム『untitled』もユニット曲が面白いって話題になってたのは知ってたけど、結局その年も茶の間から抜け出せずにいました。
この時期のシングルである「愛を叫べ」はめちゃめちゃ好きで、どの歌番組も死ぬほど見返してたんですけど……そういやこれもまた明るい曲……(好みがわかりやすい)
2018年はあんまり記憶が無いんですけど、この頃から相葉ちゃんが出てる「ナチュサボン」と「ソフラン」のCMがドンピシャで好きで、たまに『相葉マナブ』とか『グッと!スポーツ』とかを見ては、相葉ちゃんの笑顔にすんごい癒されていました。
そういえば中学時代は彼のラジオを毎週のように聴いてた(全国ネットなのに関西だけハブられて聴けないの辛すぎる)し、元から割と好きだったんですけど、わたしが興味の矛先を嵐さんに戻した理由のひとつは間違いなく彼の存在だったと思います。
わたしはいまも変わらず大野担なんですけど、ファンになった当初から空白だった副担の枠は相葉ちゃんになりました。いつ見ても笑顔がきらきらしているから好き。
この年の初夏だったかに『untitled』のコンサートDVDの発売が発表されたとき、初回限定盤に「嵐の嵐会」なる映像特典が入ることを知りました。
“コンサート映像を見ながら嵐5人が飲み食いしながら駄弁る”っていう映像なんですけど、公式の試聴動画見たらあまりにも可愛くって、(これだけは絶対に初回限定盤を買う!)って決めて、動画を見たその日にAmazonで予約しました。
そんでこのDVD、買って大正解だった。ずっと見てられる。これを見て(嵐さんってやっぱすごいなあ、いつかコンサートに行きたいな)と思った矢先、20周年のアニバーサリーツアーの後半戦50公演が発表になって、わたしは9年越しにファンクラブに入ることを決めました。初めて本気で「5人に会いに行こう」と思いました。
ところで2018-2019の紅白→カウコンの流れ、あまりにも天才的すぎませんでした???? 翔ちゃんがカウコンに間に合った瞬間のうれしさったらなかったな…………
2019.01.27:活動休止会見
2日前の1/25が翔ちゃんの誕生日で、前日の1/26にようやくファンクラブへ入会して、1/27に自分の誕生日が来て、
──まあ、まさか自分の誕生日に活動休止の一報が入るとは思いもしなかった。
ファンクラブ会員宛の映像を見ながらバスの車内でずっと泣いてたし、そのあと会うひと会うひと皆に「嵐さんが活動休止しちゃうんですよ〜〜……」って言ってたし、当日お祝いのLINEをくれた友人たちはみんなして一言目が「おめでとう!」で二言目が「そういえば嵐さん活動休止って聞いたけどだいじょぶ? 生きてる?」的な心配の文言でした。
特に中学時代の友人たちには「真っ先に(わたしを)思い出した」って言われた。とりあえず「解散とか脱退じゃないから……」って返したけど、彼らのいない未来が想像つかなかった。
それから、松潤推しを公言してるゴールデンボンバーの歌広場さんが「それだけは……それだけはいつまでもいると思い込んでた……」ってツイートしてはるのを見てまた泣いたりもしました。
会見が始まった頃は焼肉を食べながら(いまごろ会見してるのかあ……)って気が気じゃなかった。夜中、会見の映像を見るのが怖くて、それでも見なきゃ前に踏み出せない気がして、1/27を終わらせられない気がして、暗い部屋で独り、あの映像を見ました。
第一報のときに見たファンクラブ会員宛の映像と同じ格好の嵐さんが、時には会場を笑わせたり時には真摯に回答したりしながら、最初から最後まで彼ららしい会見をしていて。
わたしは相葉ちゃんが「僕が『世界中に嵐を巻き起こします!』って言って始まった20年だったんですけど、正直まだ巻き起こせてないと思うんで、この先リーダーがまた同じ方向を向いてくれたときには──また一緒に、ね?」って言ったのに対して、大野さんが笑顔で「巻き起こしちゃいますか!」って言ったのを見て、(ああ、彼らなら大丈夫だ、いつまでも待ってよう)と思いました。
この会見の内容を受けて、「大野くんの夏休み」というワードがTwitterのトレンドに入りました。自担はどうやら夏休みに入るらしい。めいっぱい夏休みしてほしいと思う反面、「ありがとう」を直接伝えたい思いが強くなりました。
この数日後、わたしは初めて嵐さんのコンサートに申し込みをするのでした。
2019.03.01:北の大地
迎えた運命の当落日。戦々恐々としながらメールを開くと、「第4希望『いつでもどこでもいい』でご当選しました」の文字。
場所は、5月の札幌ドーム──
──って、札幌?!?!?!?!
わたしにとって札幌といえば、高2の修学旅行で行ったっきりの土地でした。移動手段は飛行機しかありえないし、ホテルも取らなきゃいけないうえ、親の同伴なしで妹とふたりだけの大移動はこれまでしたことがありませんでした。
ハードルはめちゃめちゃ高いけど、せっかく与えられたチャンスを無駄にしたくなくて、意を決して北の大地に旅立つことを決めました。
飛行機とホテルの熾烈な争奪戦を乗り越えて、どうにか北海道へ飛び立てることに相成りました。
2019.05.13:「ファイトソング」
わたしにとって一種の精神安定剤である「ファイトソング」という曲があるんですけど、この日大学に向かってる途中で聴いてたら、大サビの「今は悩むこともあるでしょう/ヘコむことだってあるでしょう/でも未来のどこかで君と/笑い合えれば道は作られる」って歌詞で(この「未来のどこか」ってわたしにとっては今週末なのでは……?)と思い当たってしまってすんごいそわそわしました。
そのあと何となく“思ったことをざかざか書くためだけに存在するノート”を見返してたら、1年前のわたしも「『未来のどこか』ってコンサートのことなんかな」って書いていたし、「いつかコンサートに行きたい」とも書いていて泣きそうになりました。
彼らについに会いに行けるんだなと思ったら、来る日も来る日も全然眠れませんでした。
2019.05.14:13時間
「せっかくだから、コンサート行く前に今までのコンサート映像を見てほしい!」と大野担の友人に言われたのは4月下旬。それもたしかに、という話になって、彼女の部屋で歴代のコンサートを順々に見ていくことになった。
わたしが持っている2010年と2017年、総集編的な様相(※ファンの人気投票により楽曲が決定されているため)の「アラフェス」、彼女の手元にないらしい2013年を省いて、2008年「ARASHI AROUND ASIA」から2016年「Are You Happy?」まで、計13時間。MCとか被ってる曲とかも見てたらきっともっと長いけど、とにかくそれだけの時間、嵐さんの成長と進化を見届けました。
コンサート映像を見ながら彼女が隣でず〜〜〜〜っと解説してくれるのがめちゃめちゃありがたかった。特に2014~2016年のコンサート映像を見るのはわたしにとって“空白を埋める作業”でもあったから、すごく助かった。持つべきものは詳しい友。
長い間食わず嫌いしていた2014年「THE DEGITALIAN」と2015年「Japonism」を引っさげたコンサートの映像が死ぬほどかっこよくて、(何でこのときちゃんと追ってなかったんだろう)ってめちゃめちゃ後悔しました。ちなみに前者は「Zero-G」、後者は「マスカレード」が好き。
推しジャンル内の食わず嫌いはあまりに勿体ないのでぜひ積極的に摂取してください、これはわたしとの約束です……(?)
この13時間にわたる鑑賞会は、最終的に2016年の「Are You Happy?」に収録されている「青春ブギ」が全部持ってってしまいました。相葉雅紀のプロデュース力、天才的すぎる。
わたしは自称“青春の亡霊”なのでいろいろとそういうのに弱いのです。応援団風のお衣装も映像も曲も最高だったのでよろしくお願いします(※ダイレクトマーケティング)
2019.05.18:1日目
全然眠れなくて死にかけの顔をしながら京都駅に着いたものの、妹が「予定の電車に乗れなかった」などと言い出して、半泣きでバス停で待つところから今回の旅は始まりました。
無事にふたり揃って名古屋行の高速バスに乗って、座席に着いた瞬間にイヤホンから流れてきたのが「夏の名前」の2番Bメロ「バスのステップ 足のせ 未来は行く」だったの、あまりにもタイミングが良すぎて笑ってしまった。これから未来に行くのです。
一方、わたしたちと同じように名古屋経由で新千歳に飛んでこの日のコンサートに行った二宮担の友人から道中しばしば連絡が来てたんですけど、コンサート終了後に
「ほんとうに天井のほうだったけど、翔ちゃんがめちゃめちゃ『上のほう〜〜!!!!』って構ってくれて、上でもすんごい楽しかったし嵐さんってすごい」
って趣旨のLINEが来て、(翔ちゃんすごいなあ)って思うと同時に、(明日それを生で見るんだなあ)ってわくわくしました。
京都から名古屋、名古屋から新千歳、新千歳から南小樽。片道累計14時間弱、ようやく辿り着いたゲストハウスは、何故か嵐さんで溢れていました。
まさかチェックインするときにかかってた曲が「虹の彼方へ」(※2008年のアルバム『Dream “A” live』収録曲)だとは思わないじゃないですか……11年前のアルバム曲ですよ……????
たぶんコンサートに合わせて宿泊するお客さんが多かったからなんだと思うんですけど、全曲シャッフルでかなり幅広い年代の嵐さんの曲だけが流れていたし、ゲストハウスの至るところに嵐さんの写真が飾られていました。こちら側への歩み寄りが凄まじい。
とりあえず大移動でだいぶ疲れたので、この日は早めに就寝しました。
当日(~コンサート前まで)
近県に住む妹とは年2~3回ほど会うものの、最近は彼女が大学の課題に追われているようで、コンサート前まで終ぞ会う機会がありませんでした。
その結果、ゲストハウスのツインルームで朝からいそいそとうちわを制作する、とかいう謎事案が発生してしまうことに。
共用ルームに朝ごはん食べに行ってゲストハウスのお兄さんに「嵐のコンサートですか?」って話しかけられたときに、「そうなんです〜〜さっきから部屋でうちわ作ってて──」って言ったら「えっ現地でですか!?!?」って驚かれたのを思い出してじわじわきてる。現地で作る人間、たぶん珍しいような気がします。
ちなみにうちわ制作に必要な刃物は機内持ち込み不可なので、現地調達/現地処分しました。ごめんねオルファ、君の活躍は忘れない……(?)
わたしの美的センスは全て胎内に置き去られて現役美大生の妹に吸収されている(※わたしの中学時代の美術の成績が2/5なあたりから察してください)ので、名古屋で調達したポスカで5人の顔をさらさらとうちわに描く妹に対して、「これをこうしたいんだけどどうしたらいい?」とか何とかずっと指示を仰いでいました。
結局、「似顔絵描くので使い切ったから裏面考えるのがしんどい」妹と、「名前も感謝の気持ちも『釣って』も書きたい」わたしとで利害が一致して、“似顔絵/「釣って」うちわ”と“智/「超2ありがとう」うちわ”の2枚が爆誕することとなりました。
妹作の「釣って」うちわ、彼女曰く「何かスーパーの特売みたいになった」らしいんだけど、まあたしかに言われてみればそうかもしれない。
その後、札幌ドームで無事にグッズを買って、開場時間を少し過ぎた頃に入場してチケットを発券するも、初めての会場なのでさっぱり想定できず。
アリーナでは無いことはわかるけど、いったいどこなのか。Google先生に訊いて出てきた会場図とにらめっこして、(だいたいこのくらいの景色かな)と3階席の距離感を想像して座席に向かったら、まあふたりして大混乱。想像以上に近い。
どのくらいかと言うと、「外周に来てくれさえすれば肉眼で表情がギリギリ視認できる」距離。近い。近い。
しかもこの位置、メインステージに対して左側(いわゆる三塁側)にあって、センターステージもバックステージも良い感じに見えるところで、わたしたちの周りにいたひとたちも「めちゃめちゃ良い席じゃない!?!?」ってきゃあきゃあ言ってた。
もらったファンサ等については後述しますが、ほんとうに良い席でした。ありがとうヤング・コミュニケーション*3。
開演時間は16時ちょうど。以下は彼らの見せてくれた、きらきらとした束の間の夢の記録。
【「ARASHI Anniversary Tour 5×20 and more…」: 2019/5/19 札幌公演】
1.「感謝カンゲキ雨嵐」
イントロが聞こえて、メインステージに嵐さんが下りてきて、何かそれだけで泣きそうでした。
サビで \嵐~~!!!!/ ってコールするのがこんなに楽しいなんて思ってなかったです。
大サビ前のラップで「君に出会って血を燃やす」って歌詞があるんだけど、翔ちゃんは「君」のとこをいつもドームのある地名に変えて歌うみたいで、今回は「サッポロに出会って血を燃やす」にしてて感動しました。そんでラップがしこたま上手い。
CDよりもオクターブ高くラップするのはドームで響かせられるように、みたいな話を櫻井担の妹から聞かされたことがあるけど、たしかに高かったな。
でもこれが生なんだなあとしみじみ思った。
2.「Oh Yeah!」
2007年のアルバム『Time』収録曲。セトリ予習して覚悟していったつもりだったのに号泣させられた要因①。
この曲への思い入れが強すぎてイントロで泣き始めてしまったのを鮮明に覚えています。
この曲が好きな理由は2つあって、ひとつは1番Bメロの大野さんの「自転車の後ろに 君の体温乗せて」ってソロパートがめちゃめちゃ好きであることで、もうひとつはサビの「もう一度あの日に戻るとしても 同じ路(みち)選ぶだろう」って歌詞が嵐さんらしくて好きなこと。
生まれて初めて生で聞いた自担の歌声は、CDよりも少し高くて透き通る声をしていて、(これが大野智の声なんだ)と思って気づいたら泣いていました。サビの歌詞を生歌で聴いたら余計に大号泣しました。
あと遠隔操作ライトが白と黄色の“C1000カラー”兼“『Time』カラー”で、それがきらきらしててとてもきれいで、あの日わたしたちは宇宙でいちばん綺麗な銀河だったって自負できる(突然のポエム)
そういえばこの曲、いつもなら松潤が煽ってくれるんだけど、どうもまだ本調子じゃないみたいで相葉ちゃんが煽りを担当していました。ただしあまり会場のファンに伝わってなかった感があったからか、MCで再度お披露目された(後述)。
3.「Step and Go」
おそらくもう二度とないであろうノンタイアップシングル。わたしは勝手に卒業楽曲だと思っています。
翔ちゃんのラップと大野さんのソロパートのコンボで心が洗われるのを感じた。「Step and Go」って洗浄系ソングやったっけ?(?)
4.「言葉より大切なもの」
ニノ主演のドラマ『Stand Up!!』の主題歌にしてライブ定番曲。セトリ予習して(以下略)②。
この曲は大野さんのソロパートから始まって、ソロパートラストの「言葉よりも大切なもの ここにはあるから」のところで「ここには~~?」\あるから~~!!!!/ って大野さんとのコール&レスポンスがお決まりになってるんだけど、わたしは1フレーズ目で大号泣し始めているので泣きながら叫ぶハメになりました。この時点で既に涙腺がだめ。
ラスサビの「あなたよりも大きな愛はどこにもないんだよ」で(その歌詞そのままあなたたちに返すから~~~~!!!!)って思いながらまた泣いた。
[挨拶]
今回は「言葉より大切なもの」のインストをバックに挨拶。わたしはそもそもこの曲のインストからして好きなので、この時点ではまだ泣いていた。
彼らの最初の挨拶はどこの時点からかある程度テンプレが決まっていて、今回もそのテンプレどおりの進行。生で聞けてご本人たちに反応を直接返せたってだけでもう多幸感がすごい。
・松潤:「いまから5万人(※会場の収容人数によって変動)幸せにしてやるぜ!」を生で聴けたのがとてもアツい。札幌初日から鼻声気味だったとかって話は聞いてて、ちょっと声が出しづらそうな感じだったけど、それでもわたしの知っている「松本潤」がそこにはいた。7年前と6年前にNEWSさんのコンサートで手越さんを見たときも似たようなこと思ったけど、松潤って3次元にいるんだな…………
・ニノ:「いらっしゃいませ~~~~!!!!」って全力で2回叫ぶのが基本。映像で見てきたどのニノよりも全力に思えた(※あくまで主観)。「最後までどうぞよろしく!」ってキメ顔で去ってくのがあまりにもかっこよくて変な声出た。
・相葉ちゃん:一言目が「盛り上がってんの~~~~!?!?!?!?」な熱血お兄さん。他の4人と比べるとどう考えても語尾のびっくりマークの数が倍。会場のファンを「足んないよ!!!!!!!!」「もっと!!!!!!!!」と散々煽った挙句、「最ッッッッッ高だぜ………………!!!!!!!!」って全力で褒めてくれて全力のウインクまでしてくれる。そんなあなたが最高ですありがとう。
・大野さん:「ハァ↑アァ↓~~~~~~~イ?↑」っていう謎の挨拶を全力でしてくるので全力で返した。あのイントネーションが何故ああなのか、わたしはさっぱりわかってない。面白いから好きだけど。そのあとのテンプレである「みんなアレ行ける????」「行くよ~~~~!!!! 嵐! 5×20! 札幌祭り!(※ツアー名等により変化)」 \でいっ!!!!/ っていうコール&レスポンスも、何故始まったのかはよくわからないでいる。可愛いから好きだけど(※さっきから自担に激甘ですが通常営業です)。
・翔ちゃん:「調子はどうだ札幌(※会場の所在地によって変化)~~~~!?!?!?!?」「上のほう(※下のほう/アリーナなどバリエーションが複数存在)調子はどうなんだ?!?!」って感じで、煽り上手なうえに座席の位置関係なく平等に構ってくれる。超楽しい。
5.「Find the Answer」
松潤主演のドラマ『99.9』の主題歌。
嵐さんから離れてた時期のシングルだったせいでサビになるまで何の曲なのかわからなくて、メインステージに映る映像を見ながら(歌詞が良いなあ)とか(みんな顔がきれいだなあ)とかそんなことを考えていた。そして映像の歌詞の演出がすごくきれいだった。
[コンセプト映像]
光と影を操る相葉雅紀と、彼から逃げる他4人のモノクロ映像。この相葉雅紀さんがめちゃめちゃかっこよくて!!!!
4人を順々に消した後、最後にひとり不敵に笑うんよね……天才的にかっこいい……
6.「I'll be there」
相葉ちゃん主演のドラマ『貴族探偵』の主題歌。ドラマはちまちまとしか見れてないんだけど曲はめちゃめちゃ好きで、最近は「untitled」のDVDで繰り返し繰り返し映像を見ていた。
今回のお衣装がポップな配色のホームズ風の探偵服で、それがすんごいかわいかったです。
ところで大サビの「higher」の上ハモがあんなにきれいに出る原理ってどうなってるんですか二宮さん。
7.「迷宮ラブソング」
翔ちゃん主演のドラマ『謎解きはディナーのあとで』の主題歌。選曲の流れとしてはミステリーつながりやからかなあと思うなどしました。
サビの「たとえば 誰かが君を惑わせ 迷宮に迷い込んでも/僕がきっとその手を強く引くよ」にあまりにも力強い意志を感じてしまって泣きました。泣くような曲だっけかこれ。でも歌詞がめちゃめちゃ好きなんだよね…………
あと大サビの「僕がきっとその手を強く引くよ」で相葉ちゃんが翔ちゃんの手を引いていた。最強に可愛かった。ってか王子様すぎる。
8.「La tormenta 2004」
ジャニーズ特有文化・“メンバー紹介ラップ”の一種。音源としてCDに収録されたのが2004年の『5×5(以下略)』だから「-2004」なだけで、2002年くらいから歌詞を変えながら存在していたっぽい。
CDでは[翔ちゃん→松潤/松潤→相葉ちゃん/相葉ちゃん→ニノ/ニノ→大野さん/大野さん→翔ちゃん(左がラップするひとで右が紹介されるひと)]の順なんだけど、今回は[松潤→ニノ/ニノ→相葉ちゃん/相葉ちゃん→大野さん]に入れ替わってたから何か新鮮だった。
大野さん→翔ちゃんのところで「キラリと光るのはへそピアス」って歌詞がある(※昔の翔ちゃんが割とチャラかったという証左であり名残)んだけど、翔ちゃんがそこのとこでおもむろにお腹のとこを捲ったら「無」って書かれた丸い紙が貼ってあって、死ぬほど笑ってしまった。そんなとこにトラップ仕込まないでほしい(?)
9.「Breathless」
ニノ主演の映画『プラチナデータ』の主題歌。
大サビのニノのソロパートがはちゃめちゃに上手くて困惑した。乱れた前髪からだだ漏れの色気もとても良かった……もちろん5人ともお歌が上手い。あと顔が良い。作画がきれい。
ところで3次元の人間に対して“作画がきれい”って言い方をすると、たまに「何言ってんの……?」って返されることがあるんだけど、ふつうはそういう言い方しないんかな……たぶんしないんだろうな……(という反省)
10.「Everything」
嵐さんが全員で出ていた「au by KDDI」のCMソング。
遠隔操作ライトがCメロのところで夕焼けの色とセピア色だったのが大天才すぎて泣いた。公式との解釈の一致。
そんでCメロの大野さんと松潤のハモリがすんごいきれいで……うう……(※思い出して泣きそう)
11.「果てない空」
ニノ主演のドラマ『フリーター、家を買う。』の主題歌。今回のツアーでは7~8割のパートがニノのソロに変更されていた。
前日のコンサートに行った二宮担が「ニノのソロで泣いた」って言ってたから覚悟はしてたんだけど、まあぼろぼろに泣きました。
彼は感情の込め方が超上手いんですよ……万年希死念慮持ちのわたしに(彼がこの曲を歌ってくれる限りはどうにかこの世を生きていけそう)って思わせてくれるの、ほんとうにすごい。
あとメインステージの後ろの液晶に花が咲いてく演出が良すぎた。花の妖精・二宮和也…………
[翔ちゃんのピアノソロ]
5万人の目の前でピアノソロをこなす男・櫻井翔。凄まじい。心臓が鋼どころかダイヤモンドでできてると思う。あんなに指動かないよふつう。
わたしも鍵盤は少しやってたんですけど、あれだけの演奏を5万人の目の前でミスらずにやるとか絶対むり。翔ちゃんほんとうにすごい。
そんで弾いてるときの姿がめちゃめちゃサマになってる。王子。王子だよアレ。
そうじゃなくたってそもそも良家のお坊ちゃんなんですけどあのひと!!!!! 王子力上げすぎじゃない?(※褒めてる)
12.「アオゾラペダル」
翔ちゃん主演の映画『ハチミツとクローバー』の主題歌。
翔ちゃんがバンドに合わせてピアノを弾きながら、他の4人が歌ってくれる。大サビは翔ちゃんのピアノに合わせてファンの大合唱。
櫻井翔さんのピアノで歌うとかいう体験がすごいのもさることながら、5万人の「アオゾラペダル」が荘厳すぎて泣きながら歌った。
最後、翔ちゃんが弾き終わったあとに他4人がうれしそうに拍手してるのが印象的だった。
13.「復活LOVE」
「ドコモ dヒッツ」のCMソング。竹内まりやさん作詞/山下達郎さん作曲の80年代ポップス風楽曲。
最後の大野さんのソロパート「My Love はなさないよ」→相葉ちゃんの「おかえり」のセリフコンボがとても美味しかったです。
特に相葉ちゃんが今回「おかえり」って言う直前に一瞬吐息が漏れたのがとてもよかったです……何あれ……(※褒めてる)
14.「Believe」
翔ちゃん主演の映画『ヤッターマン』の主題歌。
この曲の翔ちゃんのラップがめちゃめちゃ好きなんですけど、あの割と長いラップを自分で書いてる上に毎回毎回ひとつも噛まずに歌えるのほんとうにすごいと思う。今回もひとつも噛んでなかった。超人。
15.「Lucky Man」
2003年のアルバム『How’s it going?』に収録。ノリの良いライブ定番曲。アルバム収録曲の中でセトリに残り続ける最古参の曲だと思われる。
この曲のすごいところは、“事務所を辞めたがっていたのに、ジャニーさんの采配によって気づけば嵐になっていた”という逸話を持つ大野さんに、1番サビ前と大サビ前の「未来はどこにでもあるさ」ってソロパートが与えられているところ。説得力がありすぎる。全体ではめちゃめちゃ盛り上がったのにそこのソロパートで泣いてしまった……
16.「愛を叫べ」
『ゼクシィ』のCMソング。直近5年のシングルでいちばん好き。
コンサート映像を13時間見てたときに「サビの振付は自担のタイミングに合わせるのが定番なんだけど、いっつも忘れちゃうんだよねえ」とこぼしたところ、「大野さんは2番目だよ」って教えてもらったのが早速役に立った。ちゃんと2番目にできましたうれしい。
彼らはバックステージ側で踊ってて、そっち側には大きな画面が無かったから、肉眼で見える彼らと反対側の液晶を交互に見ていた。物理的に目が足りない。そんでこの曲天才的に振付が可愛いの……生で見れてすんごいうれしかった……
17.「夏疾風」
前の曲の「愛を叫べ」の振付、最後が上に向かって矢を放つってやつなんですけど、そのときに相葉ちゃんが矢を持ってた方の手を「夏疾風」のイントロで突然挙手し始めてて、そんな振付あったかなあと思ったらそんなことなかったです(後述)。
この曲の好きなところは元野球少年の相葉ちゃんにアウトロで“地面を片手で触ってその手で心臓のあたりの服をぎゅっと掴む”って振付をさせるところです。
Mステで甲子園中継やったときの映像(つまり:甲子園の土が相葉ちゃんのお衣装に付く)が頭に過ってエモすぎて泣いた。
[MC]
・S「札幌暑いね~~みんな暑かったらジャンボうちわであおいでくれていいからね! あおぐときは胸の高さでね! 胸の高さで! 胸の高さでですからね〜〜!」
・相葉ちゃんの「夏疾風」の最初の行動について
N「あれどういう気持ちで踊ってるんですか? プレイヤー側とか応援する側とか、いろいろあるでしょうけど」
A「俺はねえ、選手側としてやってるつもり」
N「じゃあだとしたら最初のアレは何なんですか」
A「あれはねえ、あのときだけはね、俺は審判のつもりなのよ」
S「『プレイボール!!!!』ってこと?!?!」
A「そうそう」
ちなみにわたしはこれを聴くまであの行動は選手宣誓だと思っていた
・S「松潤、札幌3日目どうよ?」
M「いいねえ……昨日も一昨日ももちろんよかったけど、きょうはよくすごい……よくすごいってなんだ」
S「よりすごいかなw」
M「うん、よりすごいかな、もうねえ、すごく楽しいよ」
このときの松潤の表情が最高に可愛くて(最年少〜〜〜〜!!!!)ってなった。嵐さんの中では最年少とはいえ今年36歳になるはずなんだけど、このときの彼は宝箱の中身を見てうれしそうにする少年みたいな表情をしていた。
・「ワクワク学校」のお知らせを任された大野さんがゆるっと宣伝をするなか、翔ちゃんに「日にちはいつ頃?」って訊かれて「だいたい6月の後半で~~す!」ってふにゃふにゃ笑ってたのが最高に“大野智”だった
・本番前に相葉ちゃんに「宅急便の不在届」っぽいメールが来たらしく、開いたら18禁サイトだったことが発覚
A「そんで、『ニノ! どうしよう!?!?』って言ったら、『え〜? 見たかったんでしょ〜?』って!笑」
N「ほんとに~~? それ自分でアクセスしたんじゃないの〜〜? どうせ初回無料に惹かれちゃったんでしょ~~?(※いたずらっ子の顔をしている二宮和也)」
A「違うよ!!!! 違うから!!!! (※全力で焦る相葉雅紀) で、その後、俺がどうしようどうしようって騒いでたら、近くにいた松潤が『それ、閉じたら消えるよ』ってさ、超冷静に言ってくれて!」
N「『そんなの無視すりゃいいんだよ!』って」
S「いやもう大丈夫だったならいいけどさあ、良いカモじゃんか〜〜! 気をつけてよ!?!? ってかそもそもあなたさ、荷物頼んだ覚えあるの?」
A「無いけど……」
S「無いなら開いちゃダメでしょ!!!! あのみなさん、迷惑メールは開いちゃダメですからね! 俺にだって来るんだから、“櫻井翔からのメール”! 申し訳ないけど、俺からみなさんにメール送ることはないから! 俺は!!!! 悩み事は!!!! 自分で解決するタイプ!!!!」
・個人のお知らせタイム→MJ:ニシパ/ニノ:浅田家/翔ちゃん:ラグビーと宇宙特番
S「あれ……? 助演男優賞……?」
N「ア〜〜ダメダメダメ! 全然覚えてないじゃん! イライラするな〜〜!」
S「ダメだ、思い出せない……」
N「第43回日本アカデミー賞助演男優賞の二宮和也ですどうぞよろしく!!!!(キメ顔)」
S「あれ、一昨年の紅白の司会は――」
N「第68回紅白歌合戦白組司会の二宮和也ですどうぞよろしく!!!!(キメ顔)」「この流れ久しぶりすぎて何回目かめちゃめちゃ考えちゃったじゃん」
S「宇宙のやつ、4本中1本が放送済で、残り3本がまだなんですけど、実はまだ1本も撮ってません。なのでみなさん、僕と一緒に楽しみにしてましょうね!」
N「アッ、一緒に楽しむスタイルなの?!?!」
S「そう、一緒に楽しむスタイル」
A「一緒に楽しむスタイルなんだ」
S「大野さんお知らせある?」
O「ここ札幌は、僕のお母さんが生まれた場所でもあります。だから、ここでお母さんが生まれてなかったら、お父さんと会うこともなかったし、僕もここにいなかったと思います。札幌で生まれた母は東京に引っ越して、東京で生まれた父と出会い、いつしか一緒になって、僕が生まれました――以上、両親のお知らせでした」
S「いや両親のお知らせって何!?!?!?!?」
A「斬新すぎる」
N「どういうことよ」
S「(そのままハケる大野さんに対して)生まれてくれてありがとう~~!」
[指揮者MJ]
コンサートは基本バンド演奏なんだけど、突然オーケストラの音が聞こえ始めたと思ったら、メインステージの奥から本物のオーケストラが出てきて、しかも白タキシードを着た松潤が指揮者をしていました。様になりすぎている。
「Lφve Rainbow」のイントロの振付で四拍子の指揮をしてたのを思い出して、懐かしくて泣きそうになった――とか思ってたら、このとき演奏された曲がたぶん松潤の主演ドラマの主題歌メドレーで、その曲も演奏されてて結局涙腺がやられた。
松本潤というひと、ほんとうのほんとうにエンターテイナーでした。
18.「COOL&SOUL」
2006年のアルバム『ARASHIC』に収録の“全員でラップする曲”。まさかのオーケストラアレンジ。
いや原曲もイントロはストリングスがバチバチに入ってるんだけど。それでも全然予想してなかった。合わせづらそうなのにちゃんと歌えてるあたりがすごいなって。円盤も無事に買ったので、この曲のとこを延々とリピートしたい…………
19.「マイガール」
相葉ちゃん主演のドラマ『マイガール』の主題歌。
わたしがファンになったと自覚してから最初のシングルなので懐かしさがすごい。そんでまた泣く。オーケストラアレンジが良すぎた。
20.「One Love」
全員のお衣装が松潤に合わせて白タキシードだったおかげで、リリース時の『Mステ』の映像を思い出してしまって泣きました。
大サビの松潤のソロパートの「百年先も 愛を誓うよ 君は僕の全てさ」ってところで、松潤が“心底この空間が愛しくて仕方ない”みたいな顔で歌ってるのを見て余計に泣きました。
「One Love」はとても良い曲なのだけど、まさかこれで泣く日が来るとは思ってなかったな〜〜……こちらこそ愛を誓わせて………(?)
[大野さんのソロダンス]
彼のダンスはしばしば「無重力」って評されるしわたしもそう思ってるんだけど、いざ本物を見るとマジでどこに重力がかかってるのかわからなかった。どうやったらあんな関節の動き方するんだ?
この数分間は感嘆の溜息でしかまともに呼吸ができなかった。
21.「Face Down」
大野さん主演のドラマ『鍵のかかった部屋』の主題歌。リアタイで全話見てた上に、つい最近このドラマの『がんばった大賞』の映像を見たばっかだったから、謎の感慨深さがあった。
……ええと、正直に申し上げますと、大野さんのソロダンスがえげつなすぎて振り返り映像までの記憶が薄いんですヨ……(※後日DVDで見返しましたがやっぱりかっこよすぎて記憶が消える)
22.「つなぐ」
大野さん主演の映画『忍びの国』の主題歌。
サビラストの「消えないでLove」のところで5人揃ってぐるぐるする(説明しづらいしこうとしか言えない)振り付けが生で見れたのはとても良かったです。
やっぱわたし大野さんの振り付けしたダンスがめちゃめちゃ好きなんだな〜〜〜〜と思いました。
23.「Crazy Moon 〜キミ・ハ・ムテキ〜」
コーセー「FASIO」のCMソング。
メインステージで歌い踊る彼らと液晶を交互に見る時間。10年前にこの曲が発売されたときのPVを思い出して、(5人ともPVと変わらずめちゃめちゃ踊ってる……すごい……怖……すごい……)みたいな感情ジェットコースターに襲われるなどしていた。
24.「Sakura」
生田斗真くん主演のドラマ主題歌。
『Mステ』の桜吹雪バサバサ事件を思い出してしまって気が気じゃなかったけど、さすがに紙吹雪はこの曲では飛ばなかったので安心した(?)
素人目に見てもダンスの難易度がえげつない曲なのに、5人ともバチバチに踊っててプロだなあと思った(※だんだん語彙力が下がっていくシステム)。
25.「truth」
大野さん初主演のドラマ『魔王』の主題歌。
この曲の大野さんは毎回めちゃめちゃかっこいいのだけど、今回もかっこよかったです眼福でした……
わたしがPVで幾度となく見てきていまでもダントツに好きな“成瀬さん(※ドラマの役名)スタイル”ではなくても、大野智というひとはやっぱりかっこいいなと再認識した。
[20周年振り返り映像]
制作側に愛がなければ出来上がらないような素敵な映像でした。ぜひ円盤で……見てください……ぜひ……
26.「A・RA・SHI」
言わずと知れたデビュー曲。
つい最近、数年前のカウコンで関ジャニのヒナがコテコテの関西弁でラップしてたバージョンを見てしまっていたから、(これが本家…………)って圧倒されてしまいました。ヒナのも好きなんだけど、あくまで本家が実家なので(?)
ところで何で大野さんはあのイントロのラップ裏の巻舌がちゃんとできるの……???? 当時学習し始めて2年目のスペ語で未だにrの発音に苦しんでいたわたしにはハードル高いんですけどあの巻舌……20年の貫禄すごい……(?)
27.「a Day in Our Life」
翔ちゃん出演のドラマ『木更津キャッツアイ』の主題歌。レーベル移籍後初シングルにしてライブ定番曲。
このときたぶんムービングステージで外周に来てくれたり、トロッコに来てくれたりしていて、コーレスしながらどこを見ていいのかすんごい混乱していた気がする。どれも一気にはできない。
1番の「届けるよー 伝えるよー 響かすよー」で(行くよ? 行くよ? 行くよ?)って顔をしながらめいっぱい手を下げてタメて全力で振り上げる翔ちゃんがめちゃめちゃ楽しそうで、こっちもすんごく楽しかったな〜〜!
28.「ハダシの未来」
コカ・コーラのCMソングにしてライブ定番曲。
この曲の後半で、わたしの右前方には“上に伸びるスタンド(※正式名称を知らない)”に立ってる大野さん、左前方にはムービングステージで外周に来てくれた相葉ちゃんがそれぞれいて、(いやどっち見たらいいの!?!?!?!?)って大混乱していてサビの振付どころではなかったです…………
贅沢な悩みなのはわかってるけど! すごかったんですよマジで!
29.「サクラ咲ケ」
とある予備校のCMソング。高校受験と大学受験のときに散々お世話になった曲。おかげさまでどちらも無事に合格しました(?)
相葉ちゃんが1番Aメロのソロパート「コンビニで雑誌 立ち読みしてた/昨日の僕にバイバイ」ってとこで、こちら側に向かって“ディスコスター様(※2014年のソロ曲「Disco Star」の振付が由来)式バイバイ”をしてくれたのが可愛すぎました。そんでBメロですんごいジャンプしながら煽ってくれるんですよね。あの瞬間の相葉ちゃん、周りにきらきらが見えた気がする。
たぶんなんですけど、だいたいこの曲かこの曲の前後で大野さんが釣ってくれたと思うんですよね〜〜……わたしの周りにも結構「釣って」うちわ持ってたひとはいたし、わたしだけに向けてじゃないだろうってのは重々承知なんだけど、それでもわたしの心臓が射抜かれた音がしたのできっと釣ってもらったのだと思う(世迷言)
※以下はライブ当時の記憶が無いので曲に対する愛や思い出を書き連ねておきます※
30.「きっと大丈夫」
ライブ定番曲。この曲にどれだけ励まされて生きてきたかわからない。
Cメロの「回り道もたまには悪くない」が真理だなあと思って生きている。もうすでに留年という名の人生の回り道してるけど、まあたまにはね(?)
31.「Monster」
大野さん主演のドラマ『怪物くん』の主題歌。
ドラマは毎回毎回リアタイしてたし、映画も見に行ったし、歌番組も毎回見てたな〜〜!!!! いちばんハマってた頃(2010年)の曲で……もう10年経つんですか……?
32.「Troublemaker」
翔ちゃん主演のドラマ『特上カバチ!!』の主題歌。
ラスサビの「輝きを秘めたハートビート…」で大野さんと翔ちゃんがハートを作ったあと、大野さんが他4人の横並びに後ろから入ろうとするも入れてもらえない、っていう茶番をずっとやってて、それを見るたび微笑ましくてニコニコしてたな〜〜って感慨深くなる曲。
33.「ワイルドアットハート」
松潤主演のドラマ『ラッキーセブン』の主題歌。
スタンドマイクは良い文明。「HEY!HEY!HEY!」での初披露の日が公立高校入試の当日で、試験の出来をめちゃめちゃ気にしてたくせにその日の夜の放送でもうどうでもよくなったのを思い出した。だってかっこよかったんだもん……
そういえばこのドラマに当時のもうひとりの自担であるNEWSの小山さんが松潤の弟役で出てて、(いやさすがにキャスティングミスでは????)と思ったな〜〜……彼らソース顔としょうゆ顔だから、血の繋がった兄弟にしては似てないなって……(?)
34.「GUTS!」
ニノ主演のドラマ『弱くても勝てます』の主題歌。
このときは絶賛お茶の間期間だったけど、この手の明るいトーンの応援歌が大好きで大好きで、歌番組は全部見ていた。
あと単純にわたしが“青春の亡霊”なので、「青春」って言葉が歌詞に入ると割と無条件で好きな曲認定してしまう。逆境でも背中を押してくれる良曲。
35.「君のうた」
相葉ちゃん主演のドラマ『僕とシッポと神楽坂』の主題歌。
活動休止が決まってから放映されたNHKの「SONGS」で、嵐さんたちの嵐に対する思いをたくさん聞いたあとの最後の曲がこれで、まあ号泣したよね……うう……
ドラマのタイアップ曲でありながら、全体的にファン側に語りかけてくれてるようにも聞こえる曲で、特にサビ最後の「いつか巡り逢える虹の橋で 同じ夢を見よう」と2番Bメロの大野さんソロ「星のない 夜が訪れても こころ灯し 約束しよう」があまりにも……あまりにも……(語彙力の死)
あと歌詞を調べたときに知ったんだけど、この曲の作曲者のおひとりがわたしの好きな「マイガール」を担当した多田慎也さんと知って、思わず画面を拝みました。そりゃあ良曲になるわけです。
[挨拶]
ぐずぐずに泣いていて記憶が無いので、当時レポを書いてくださっていたみなさまのツイートを引用させていただくことにします…………
・A
・M
・N
・O
あ on Twitter: "大野 「でもそれ言ったら怒られそうだからやめた笑でも僕いい歳のとり方してるよね。38歳だけど...世間の38歳を知らないけど...僕結構いい方だよね?笑」"
・S
36. 5×20
20周年のアニバーサリーソング。
13時間の履修に付き合ってくれた友人から「コンサート前に『5×10』を聴きまくって行ったら『5×20』で20億倍泣けると思う」って助言を受けていたから、大学行くときとか旅行の準備してるときとかに1曲リピートしてずっと聴いてて、いざドームで「5×20」を聴いたらそれはそれは大号泣した。
「5×10」をベースに歌詞がリライトされてて、そんな演出泣くに決まってるんだわ…………ベストアルバムに収録されてるんだけどまだちゃんと聴けてなくて、聴いたらこの日のこと思い出してまた号泣するハメになる気しかしない。
[アンコール]
37. ファイトソング
「Love so sweet」初回限定盤カップリングにして『Gの嵐』テーマソング。
「サクラ咲ケ」と「ファイトソング」で高校受験と大学受験を乗り切った女なので、生で聴けたのがうれしくてまた泣いていた気がする。
大サビの「でも未来のどこかで君と/笑い合えれば道は作られる」が現実となった日であったこの日が、またもう一度現実になりますように。
38. エナジーソング 〜絶好調超!!!!〜
2011年のアルバム『Beautiful World』のセブンネット限定盤に収録。
当時聴いたときも(明るい曲なのに歌詞が意外と重いな……?)とか思ってたけど、いま聴くと重たすぎて心臓のあたりがぎゅむってなった。
2番サビの「一番になって必ず戻るから。ここ、この場所に。」の「この場所に。」が「札幌に。」になってたのはたぶん地名による変更なんだろうけど、これ仮に京セラで「大阪に。」って聴いてたらたぶん余計に泣いちゃった気がしてならない(?)
39. PIKANCHI☆☆DOUBLE
嵐さん主演の映画『ピカンチダブル』の主題歌。ライブ定番曲。
ライブ前にたまたま読んだSPINさん(作詞担当)のインタビューで
十分に売れたけれど、彼らのキャリアで相対的にという意味で、嵐の『PIKA☆☆NCHI DOUBLE』です。今からすると考えられないけれど、彼らが深夜番組だけで頑張っていた頃で、僕の人生も空回りしていたから、頑張る彼らに自分を重ねて書いた詩です。『音楽と言葉』を一生の業とすると誓った僕の決意が、『嵐』というグループとして生きていくという彼らの誓いとぴったりと重なった(と勝手に思う)、忘れられない一曲です*4
って言ってはったのを知って、エモさで爆発四散しました。
このコメントを踏まえた上でぜひサブスクでお聴きください……
40. Love so sweet
先述したNHKの「SONGS」で“転換点”として紹介されたとき、2番サビとラスサビの「明けない夜はないよ」に関して翔ちゃんが
「僕は学校で習いました。明けない夜はない。これは二重否定であり、強い肯定。つまり、明ける夜が必ず来るってこと」
って発言していたのが記憶に新しい。二重否定という単語を授業以外で初めて聞いたな。
この「明けない夜はないよ」、ラスサビのほうでは翔ちゃん・ニノ・相葉ちゃんの3人が拳を突き上げながら歌うから、“強い肯定”が補強されすぎてて最近では映像を見る度に泣いてしまう。
わたしは明ける夜が必ず来ることを悲観していた時期もあったけど、彼らに肯定されたらもう大丈夫だと思えるようになった。
41. Happiness
ニノ主演・翔ちゃん出演のドラマ『山田太郎ものがたり』の主題歌。
歌いながら各所に5人揃って移動して、全力で手を振ってくれていた。みんなきらきらした笑顔だった。
コンサートからどれだけ経っても、朧気ながらその光景が脳裏に焼き付いてて、なんて幸せな時間だったんだろうなと思ってしまった。
所感①:メンバー個別編
- いつかのわたしが好きになった“ギャップ王”・大野智がそこにはいた。歌がはちゃめちゃに上手くて、ダンスが無重力で、なのに喋らせたらふにゃふにゃで、(ああそうだ、間違いなくこのひとがわたしの最初の推しなんだ)って実感して泣いてしまった。会えてよかった。生歌を聴けてよかった。そして釣ってくれてありがとう(?)
- 翔ちゃんはず~~~~っと上のほうもスタンドも平等に構ってくれてて、ラップもバチバチに上手くて、ピアノがしこたま上手くて、コメントもMCも上手くて、超人だった。櫻井翔という人間、現実に存在するにはあまりにも完璧すぎた。乙ゲーのメインヒーローかよ…………
- 相葉雅紀というひと、Jr.時代のあだ名である「スーパーアイドル相葉ちゃん」をそのまま体現したかのようなひとだった。ファンサバンバンくれるし、盛り上げ上手で、めちゃめちゃ素直で、笑顔がほんとうにきらきらしてて、最高の一番星だった。
- ニノはずっと見てきた“二宮和也”のままわたしたちの目の前にいた。「果てない空」のソロは感情の込め方が天才的過ぎて泣いてしまった。(ああ、このひとはほんとうにすごいな)と思った。そんですぐ相葉ちゃんをいじる。かわいい。お喋りがめちゃめちゃ上手で、彼のトークスキルはメンバー含めその場の全員を笑わせられる天性のものだと思った。
- 松潤は煽り上手でエンターテイナーで、「ライブが楽しくて仕方がない」んだろうなってところが最高に可愛くて、でも最後の挨拶はめちゃめちゃ大人で、わたしの“お茶の間期間があったこと”への劣等感とか申し訳なさだとかが、彼の今回の挨拶で全部昇華された。ありがとうMJ。
所感②:ファンサ編
- 相葉ちゃんが単独でムービングステージで外周に来てくれたとき、きらきら笑顔でたくさん手を振ってくれて、この世でいちばん強くてきれいな光を見たような気がした。さすが一番星にして一等星。あとスタンドの最前列のファンに近距離でピースしてて羨ましかった。遠目で見ててもやばかったのにあんなの間近で見たら即死する。
- 翔ちゃんと松潤がムービングステージで外周に来てくれたときは、翔ちゃんはスタンドの上から下まで平等に煽ってて全力でぶんぶん手を振ってくれて、松潤はしゃがんで歌いながらうれしそうに目を細めていたのが印象的だった。松潤ってあんな顔するんだって思った。
- 大野さんとニノがムービングステージで外周に来てくれたとき、ほわほわ笑いながらゆるくピースしたりファンを大量に釣り上げる大野さんに対して、ニノは盛り上げ上手って印象を受けた。ムービングステージの進行方向と真逆の方にもしばらくファンサをくれた。あと大野さんの連続一本釣りを眺めるのはとてもおもしろかったです(?)
- どこの曲だったか忘れたけど、ニノと相葉ちゃんが『untitled』のユニット曲「UB」の振付を間奏で突然やり出して、大野さんがそれをカメラで下から撮る構えをしてたのが最高に可愛かった。何そのおふざけ可愛い(褒めてる)
あとがき
このライブから約半年後の2019年11月3日、彼らはデビュー20周年を迎えました。
これを機に彼らはさらに活動の幅を広げ、文字通り“嵐”を巻き起こしてきたと思います。
実を言うと、ここまでお話ししたコンサートとは別に、2019年12月25日に開催された『ARASHI Anniversary Tour 5×20』のオーラスのライブビューイングにも参加していたんですけど、
最後の挨拶で翔ちゃんが
「もしかしたら今回初めて嵐のコンサートに来てくれたひともいるかもしれないねーーようこそ、嵐のコンサートへ。僕らは、あなたを、ずっと、ず~~っと、ここで、あなたを、待っていました」
って言っているのを見て、(前述のとおり)わたしは決してまっすぐ一途なファンだったわけではないので、めちゃめちゃに泣いてしまったのを覚えています。
彼らがずっときらきらしていてくれたおかげで、わたしは彼らと出会えたし、離れてもまた戻ってくることができた。21年間、走り続けてくれてありがとうございました。
長い旅は一度お休みに入るけれど、わたしはこれからもずっと、5人の光を観測者として見ていたいです。
*
最後に、つい最近になってようやくこのコンサートの思い出を出力できた連作短歌を載せて、この文章を締めたいと思います。
この長い長い感情整理とライブレポを最後まで読んでくれた方がいるのかはわからないけど、もし読んでくれたのならほんとうにありがとうございました。
わたしは明日の生配信ライブを全力で楽しもうと思います……!!!!!
*1:https://www.google.co.jp/amp/s/fnmnl.tv/2018/02/19/47697/amp
*2:この話は以前にもこのブログで言及したことがあります↓