>>2年ぶりのブログがまさかこんなタイトルになるなんて夢にも思っていませんでした<<
はじめに
お久しぶりです。タイトルのとおり、人生で初めて推しが結婚しました。大事件です。
ほんとうは【10年越しに嵐さんのコンサートに行った話】or【構想3年実働1ヶ月の激ヤバ卒論の話】のどちらかでそのうちブログを再開してゆるゆる復活していく予定だったんですけど……あれ……????(※ふたつとも今月中に書きます)(書けるかな……)
何せブログを書くのが久方ぶりなのと、推しの結婚に未だ混乱しているため、自分でもびっくりするくらい起伏の激しい文章ですが、一種の人間観察だと思って気楽にお読みいただけると幸いです。書き手冥利に尽きます(?)
事の発端
遡ること6日前、2020年5月12日月曜日。
TwitterのTLをぼんやり眺めていると、前野さんがツイートした「いつも応援して下さっている皆様へ。」と題された公式ブログのリンクが目に止まりました。
何の気なしに読みに行ったものの、最初は文中の「大切なご報告」のところが公式文書のリンクになっていることに全く気づかず、(「コロナ終息に向けてがんばる」っていうのがお知らせなのか、しっかりしてるわ(?))(このひとこういう高度なネタ振りしてくるんだな〜〜)って呑気なことを思っていたし、当該ツイートのリプツリーが「おめでとうございます!!!!」の嵐になっているのを見ても(みんなネタに乗るのが上手いな〜〜)としか思っていませんでした。
いやマジでどんなフェイントのかかり方やねん。
※どうやらスマホからのアクセスだと「大切なご報告」の部分が地の文と同じ色+下線無で表示されるようです。PC版だとちゃんと青文字+下線有で表示されました。おのれスマホ版アメブロ……(?)(ただの私怨)
わたしが彼のブログを読んで数分後、とある友人(後述)から「だいじょうぶ!?!?!?!?」とだけ記されたLINEが来ました。目的語が無いものの、彼女はわたしが前野さん推しなのを知っているので、十中八九その話だと思われます。
「これのこと?」とさも大丈夫であるかのようにブログのスクショを送ったあと、何の気なしにTwitterのトレンドを覗いたら「前野さん」とある。
わたしはそれをタップしてようやく彼のご結婚の事実を知り、光の速さで「待っていまちゃんと本人の読んだ」「まって」と追加の返信を送ったのだった……
〜完〜
いやほんとうにびっくりしました。なんというか、(いつかご結婚されるときが来るのだろうなあ)とはぼんやり思ってたんですけど。ついにその日が来てしまった。しかしながらめでたい。とてもめでたい。
ただこう、如何せん人生で初めて推しが結婚したので、この言いようのない感情をどうしていいものかわからず、それでもこんな好機は無いと思い、とりあえずこうして筆をとった次第です。
世のオタクの皆様はどうしてらっしゃるんだろう? 担降りブログは星の数ほどあれど、担降り抜きで結婚に関して言及してる方っていらっしゃるんだろうか? わたしが純粋に読みたい……
わたしはといえば、自分が勝手にフェイントにかかってしまったことに対してひとしきり笑い飛ばしたあと、友人たちや妹から爆速で送られてくる生存確認のLINEでじわじわとご結婚を実感していきました。結婚。結婚かあ……ご結婚されたんだなあ……
しばらくしてお風呂に入りまして、Spotifyで配信されている前野さんのご担当されたキャラソンを延々と聞きながら冷水シャワーをめちゃめちゃに浴びました。現実を受け入れるためです(?)
そのときたまたま聴いていた『BROTHERS CONFLICT』のキャラソンである「ONE」のサビの歌詞が
「ありがとう」なんて言葉じゃなくて 「好き」と叫びたいけど
とりあえず今日は ここで見送るよ
というもので、歌詞の本来の主題(ヒロインの奪い合い)は全然違うというのに妙に刺さってしまい、危うくお風呂場で死にかけました(?)
そんなところで被弾してる場合ではないんですけど……何か……わたしの心境がリンクしてしまい……(しかも「とりあえず~」は前野さんのパートで二重に死んだ)
突然訪れたお風呂場での死の危機(?)を乗り越え、どうにか無事にベッドへ入ったものの、まったくもって眠れなかったので、再びキャラソン無限リピートをしたり、久方ぶりにCV.前野さんのシチュエーションCD*1を聴いたりなどして眠りにつきました。
次の日の朝起きたら多少はケロッとしていたものの、完全に受け入れるにはまだしばらく時間がかかることが見込まれます……(?)
周囲の反応シリーズ
さて、わたしは基本的にオタクであることを友人たちに公言しているため、前述のとおり(Twitter等の何らかの手段で情報を知ったと思われる)各方面からいろんな形で連絡が来ました。その反応が三者三様で興味深かったのでここに記録しておこうと思います(?)
※以下はやりとりをした順番に並んでいます/表記等の都合上一部改変してあります
同居人(ジャンル雑多オタク/2次元メイン)
前述のとおり、勝手にフェイントに引っかかったことをひとりで笑い飛ばしていたところ、ものすごい勢いで同居人に心配されました(いろんな意味で)
彼女は特定の声優さんを推しているタイプのオタクではないものの、何やかんや(わたしが前野さんを推していることをよく知っている)オタクなので事情を説明したら「マジか〜〜……なんというか……生きてな……」とだけ言ってくれた。女神か?(?)
A(ジャニオタ/3次元メイン/他雑多)
真っ先に「だいじょうぶ!?!?!?!?」と生存確認の連絡をくれたA。
彼女は赤西仁さん*2のオタク(つまり“推しの結婚経験者”)であるため、推しの結婚報道があったわたしを案じてくれた様子。
結果としてわたしは彼女からの連絡が無ければファクトチェックを怠った可能性があるのでとても感謝しています(そこじゃない)
わたし「うあああリアコではないものの謎の喪失感~~~~生きてる 生きてるよ 生きてる(言い聞かせ)」
A「わかるよ、リアコじゃないけど『人のもの』になってしまうことへの複雑な気持ち……生きて……」
わたし「推しが結婚するの初めてなので収集がつかない」
A「とりあえず酒飲んで寝るべき」
わたし「お酒は発表前から飲んでた……温冷交代浴*3で精神統一してから寝るわ(?)」
A「健康的!!!!」
~入浴後~
わたし「完全な冷水で精神統一した……」
A「もしわたしだったらこのタイミングだと正気ではいられないと思うから、比較的安定していてすごいと思う」
……わたしからすれば、【推しの留学による活動休止・電撃婚・グループ脱退・事務所退所】という茨道を乗り越えてきているAのほうがよっぽどすごいと思います(ぐるぐる目)
B(ジャニオタ/次元問わず/他雑多)
Aが最初の連絡をくれてから約10分後、「ちょっと! 前野さんご結婚じゃないですか!!!!」と食い気味に連絡をくれた彼女は、嵐・二宮和也さんと鈴木達央さんのオタクです。彼らはそれぞれ昨年11月と今年1月に結婚発表をなされておられるため、Bも先述のAと同じく“推しの結婚経験者”ということになります。
B「推しが結婚して、今どんな気持ちですか」
わたし「『いつかは結婚するだろうなあ』とは思っていたものの、いざ発表されるとリアコではなくても謎の喪失感がある」
B「わかる~~謎の喪失感な」
(中略)
B「推しの結婚を経験したオタクは強くなるはず」
そういや彼女とは昨年二宮さんがご結婚した週に飲みに行ったな…………そのときは自担(※大野智さん)と同じグループのメンバーとはいえ何となく対岸の火事っぽく思ってて、(推しが結婚するってオタクにとってはものすごい一大事なんだなあ)って思いながら彼女の観察をしていたのですが――
あの、いざ自分にその事象が降り掛かってくるとどうしていいかわかんなくなるもんですね。改めてごめんよ……(私信)
わたしも今回の推しの結婚を糧に強くなりたい(?)(何の宣言?)
ところで、わたしと”推しの結婚経験者”であるA・Bの3人には「謎の喪失感」「複雑な気持ち」が共通するようです。推しの結婚に動揺してしまいこのような感情になるのはどうも少数派というわけではないようだ、と気づくことができ、わたしはこの時点で少し安堵しました。
妹(ジャンル雑多オタク/3次元アイドルメイン)
「前野さん結婚したね。おめでとう?でいいのかな、おめでとう」と気遣う内容のLINEをくれた我が妹。彼女とのやりとりは割とすぐに別の話題に変わってしまったので、特筆すべき事項は無いんですけど、「おめでとう?でいいのかな」という配慮のワンクッションが個人的にはグッときました。さすが、物心ついたころからオタクをやっている*4だけある(?)
C(アニオタ/声オタ)
当該結婚報道のツイートをRTした後に「前野さん推しの友人が心配……」とツイートしていたC。何となく呼ばれたような気がして「わたしは元気です」とリプを送ったら「よかった、あなたのことを心配していたのよ」と返ってきてちょっと泣きました。
心配してくれてありがとう、わたしは元気です……(時間差で半泣きになってる)
D(非オタ/たまに漫画やアニメを嗜む模様)
インスタのストーリーで前野さんの結婚をお祝いしていたところ、(わたしが彼を推してることを知っている)Dから「あらあらおめでとう〜!」とDMが飛んできました。
しかしながら、その後彼女とは“何故こうもこちらの神経を逆撫でするのが上手いのか”と首を傾げてしまうレベルのやりとりをするハメになりました。以下がその一部始終です。
わたし「リアコではなくても謎の喪失感」
D「家庭がつくとやっぱり見る目?が変わる」
わたし「まあそうよね、妻帯者だもんね……」
D「なんかこう、おうちに奥さんがいるんだよね~~(下線部A)って気持ちになる」
わたし「親友しか家に入れなかったような超潔癖な方が、果たして奥さんと共同生活を送れるのか? という疑問でいっぱいである(そこじゃない)」
D「笑った、大丈夫だから結婚したんだって……(下線部B)」
率直な感想としては「あなたにそれを言われたくなどない」なんですけど、何故わたしが神経を逆撫でされたのか冷静に考えてみようと思います。
- Dは”推しの結婚”を単なる”有名人の結婚”と同列の事象とみなしている(とわたしは感じた)ため、当該の結婚報告についての双方の意識に乖離が生じている。
- Dは下線部Aのように、「結婚」という契約に基づき行われる「同居」に関して不躾に言及している。これを受けて、わたしは「ご本人が言及するならともかく、他人からプライベートについて想起させられるようなことを言及されたくない」と内心憤慨した。
- 先述した「あなたにそれを言われたくない」という感想は、下線部A及び下線部Bの発言を受けてのものであり、その主要因はD個人の性格や思想というよりも「Dはオタクではないため、”こちら側(=オタクであるわたし)”の気持ちがわかるわけがない」という反発(及び先入観)であると思われる。
- (中略)*5結論:推しが結婚したオタクに対して言っていいことと悪いことがあり、彼女の反応は「あまりにも悪手」である。
――というところまで書いたところで、同居人に上記のDとの会話についての文面を読んでもらったところ、「私怨がすごい」「文面がキレッキレすぎて怒りがめちゃめちゃ伝わってきてしまってる」と評されました。たしかにちょっと私怨が過ぎました。全然冷静でも何でもなかった。
ただ、続けて同居人から繰り出されたのは「君にとっての“推しの結婚”という“一大事”が、彼女に“単なるゴシップとして消費されている”のが嫌だからなのでは?」という、わたしが解明しようとしていたDの発言への嫌悪感に対する最適解でした。
加えて、わたしがこの嫌悪感の類似例として挙げようとしていたのは、以前Bが言っていた「職場の人に『嵐活動休止しちゃうんだね?』とか『二宮くん結婚したんだね~』とか言われるの、ほんとうに嫌なんだよね。何にも知らないくせにわざわざ言ってこないでいいし、マジでそっとしといてほしい」という趣旨の発言だったのですが……こちらも「(Bにとっては)一大事なのに、(Bの職場の人に)単なるゴシップとして消費されているのが嫌だから」という同居人の説明が当てはまると言えそうです。なるほど、これでわたしがDに対して「あなたにそれを言われたくなどない」と思ってしまった謎が解けました。感情が揺れ動いている人間を迂闊に刺激するものではないですね。
そういうわけで、もし今後皆様の周りに“推しが結婚したオタク”が誕生した際は、当該オタクとしては話を聞いてもらえるとうれしいはうれしいのですが、その際はどうか「単なるゴシップとして扱わない」ようにされることをお勧めします。この手の話題を扱うにあたって最も必要なのは、相手の推しに関する知識よりも相手への共感力な気がします。
というかそもそもの前提として、事情をあまり知らないのなら下手にツッコまないのがお互いのためだと思います。ちなみにわたしはこれを書くためにDとのDMを見返して再び被弾しました。つらい(自業自得)
――いや待って? ここまで人間観察の怪文書みたいになってるけど(?)、ちゃんとタイトル通り推しのご結婚に関して正攻法で言及しないとやばくない? 我ながらマジであまりにもやばい。
なので、次項で改めてちゃんと仕切り直しますさせてください……(土下座)
祝辞のような何か
というわけで、改めまして。
前野智昭さん、小松未可子さん、この度はご結婚おめでとうございます!
わたしは約4年半前に前野さんのファンになり、年に何度か彼がご出演されているイベントに参加してきました*6が、直近は別の推し事に忙しく、たびたび出演情報を見ては(嗚呼、お元気そうで何より……)と生存確認をする謎の距離感のお茶の間オタクをしておりました(どんなだ)
小松未可子さんのお名前は以前から存じ上げていましたが、ご担当されてるキャラクターが思い出せず、この結婚報告を受けてWikipediaを読みました。わたしの履修してきたジャンルだと、プリリズRLのいとちゃんとFGOの三蔵ちゃんを担当されているそうで……好きしかなかったです……特に三蔵ちゃんは第一部後半で大活躍してくれた思い入れのあるキャラクターで、いまでも弊カルデアの最重要アタッカーです(もはや三蔵ちゃんへのファンレターみたいになってきた)
わたしが前野さんに対して抱いている印象としては、ふたつの養成所に通い、いまの事務所に所属するまでも長い道のりを経た苦労人で、作品に対してもキャラクターに対しても真摯な姿勢で挑む努力家で、アニメとゲームとキンキをこよなく愛する根っからのオタクで、周りへの気遣いができてユーモアもあって――ほんとうに彼はよくできたひとだなあと常々感じています。
というわけで(?)、小松さん側の公式文書を読んでめちゃめちゃ首を縦にヘドバンしました。前野さんに対する解釈の一致(?)
おふたりならきっと素敵なご家庭を築いていかれると思うので、1ファンとしてこれからもおふたりのことを応援しております。この度はほんとうにほんとうにおめでとうございます。末永くお幸せに!!!!
おわりに
とはいえ、当惑してないと言ったら嘘になるし、ショックを受けてないとも言いきれないので、もうしばらくは温冷交代浴を続けて、冷水シャワーで“推しの結婚”という現実を受け入れていこうと思います(?)
……とか言いながら文中のリンクを貼るために前野さんのブログを見に行ったところ、まだわたしが目を通していなかった昨夜(2020/5/17)のブログに
たくさんのメッセージと共にあたたかいお言葉だけでなく、その事により複雑なお気持ちを抱かせてしまっている方々がいらっしゃる事、痛い程承知しています。
(中略)
皆さんもどうかこれからを無理をなさらない距離で見ていて下さい。
(※原文ママ)
と書かれているのを読んでしまい、彼の細やかな気遣い(と己の不甲斐なさ)に頭を抱えました。わたしは勢いに任せてこの怪文書(?)を錬成してしまったというのに……なんということでしょう……
この文面を受け、わたしは彼の言うとおり「無理をしない距離」でこれからも応援していこうと心に決めました。そして、彼と奥様、おふたりに関わるすべての皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
余談
この結婚発表の数時間前、『アイ☆チュウ ÉtoileStage(通称:エトステ)』で奇しくも前野さんがCVを担当されている轟一誠さんの限定SSRの実装が発表されており、翌日(2020/5/13)の夜に
「前野さん!!!! ご結婚!!!! おめでとうございます!!!!」
って言いながら回したら10連1回目で出てしまい天を仰ぎました。ほんとうにありがとうございました。
勢いに任せてここまでいろいろと思うがままに書き連ねましたが、これからもわたしが前野さんを応援していくことには変わりありません。今後のご活躍を楽しみにしています!!!!
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*1:人生で初めてフル尺で聴いたシチュエーションCDでした。めちゃめちゃ好きです(語彙力の欠如)
*2:KAT-TUNの元メンバーで、現在はソロで活動。2012年に女優の黒木メイサさんと電撃婚しています。
*3:たまたま結婚発表の前日から始めていた、【湯舟に浸かる→冷水シャワーを浴びる】を3~4セット繰り返すどことなく修行じみた入浴法。何となく頭がすっきりする気がするのでおすすめです(※個人の感想です)
*4:わたしがジャンル雑多なオタクなのは7割ほどが妹の影響です。どう考えてもわたしへの影響力が強すぎる。
*5:もう少しきちんと書くつもりで空白にしていたものの、後述のとおり同居人から納得のいく回答が得られたので打ち止めにしました。
*6:3年前の前野さんのお誕生日に書いた過去記事です。愛だけで書いた記憶(?)