こんばんは、零音です。キャラソン分析の記事を上げるつもりでいたはずが、数日前に友人から借りた「安田短歌」*1同人誌『安田龍彦は喪った恋人の夢を見るか?』*2に触発されて、気づいたときにはスタミュの短歌を詠んでいました。何が起きたのかは正直わたしにもわかりません。短歌の解説らしきものは下の方に書き記しておきますので、お時間があればお読みください。
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「あのひとと、いつか舞台に共に立つ」 夢にステップ星に誓いを
雪の夜舞台で固まる夢を見た あの日の僕へ 「もう大丈夫」
賑やかな練習終えて宵月夜 拝啓兄さん、これは夢譚か?
伝統を背負い孤独に花咲かす俺に仲間と追う夢ができ
空に手を伸ばすのは俺ひとりじゃない 誰かと目指す夢もたまには
役纏い静かに微笑み舞台立つ 観る者すべて夢に誘う
夢に見た喝采はひどく満ち足りて映画のラストシーンのごとく
いざ行かん自惚れ見惚れソロ・マチネ 青春順調! 夢まで踊ろう
僕らの夢何言われようが構わない諦めるわけなんかないじゃん
あの日から「あいつとなら」と意志固め一緒にずっと夢を見ている
星屑のきらめき集め夢にしたいつか樹となり花咲くように
あの頃は飛んで行けると夢見たがいつしか翼は片方失くした
白昼夢 鏡に映る僕の顔そのまなざしは何を見ている?
庭先の若葉が芽吹いた楪に今年も夢の始まりを思う
閑やかな闇夜となりし朔月に5人で挑んだ夢を偲んだ
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※あくまで第1期のストーリーに準拠して詠んでいます
短歌の解説と称した言い訳のようなもの
さて、この15首には「『夢』という単語を必ず入れる」という共通の縛りがありました。第1期のキャラソンにおける最頻出語*3なので、どうしても入れたくてがんばって「夢」の意味をひねりました。
また、「キャラの名前の一文字を入れる」という縛りで詠んだのが上から5首までと下から5首までです。それぞれ、星、雪、月、花、空、樹、翼、鏡、楪、朔が含まれています。わたしが誰のイメージで詠んだかがこれでわかるかと思います。(ちなみに華桜会の苗字はひらがな4音っていうのが共通点だったってことに今回気づきました)
真ん中の5首はというと、「キャラのフルネームのすべての音を順番に入れる」という縛りで詠んだものです。
- 役纏い静かに微笑み舞台"タツ" "ミル"者すべて夢に"イ"ざなう→タツミルイ(辰己琉唯)
- 夢に見たかっ"サ"い"ハ(ワ)"ひどく満ち"タリ"て"エイ"がのラストシーンの"ゴ"とく →サワタリエイゴ(申渡栄吾)
- "イ"ざ行かんう"ヌ"ぼれ"ミ"とれソロ・マチ"ネ" "セイシ"ゅん順調! 夢まで踊"ロウ" →イヌミネセイシロウ(戌峰誠士郎)
- 僕らの夢何言われよ"ウガ"構"ワ"ない"アキラ"めるわけなんかないじゃん →ウガワアキラ(卯川晶)
- あの日から「あいつ"ト"な"ラ"」と"イシ"固め"イ"っしょに"ズ"っと夢を"ミ"ている →トライシイズミ(虎石和泉)
まあ誰が一番しんどかったっていえば、ダントツで戌峰さんです。31文字中9文字の種類と順番が固定されてるってとんでもない縛りでした……途中で出てくる「ソロ・マチネ」は彼の即興ミュージカルの暗喩です。
あとはキャラがつかめていないって点で申渡さん・卯川くん・楪先輩・漣先輩あたりも苦労しました。申渡さんは満員のお客さんからの喝采を見たとき「いつか見た映画みたいだ」って思いそうだとか、卯川くんはきっと負けん気が強そう(※第1期時点)だとか、楪先輩はミュージカル学科の候補生を微笑ましく見ていそうだとか、漣先輩はもしかしたら5人で歩んでいたときのことを懐かしく思っているかもしれないだとか、御多分に漏れず妄想200%です。
余談ですが、今回の短歌の幼馴染組における「夢を一緒に追う」の認識の差は仕様です。よくよく考えると彼らって微妙にすれ違ってんじゃないのかというのが最近のわたしの悩みの種です……思い出される2期4幕Bパート……(一方で2期7幕に関して言及するならほんとうにありがとうございましたの一言ですCD買います)
しっかし何でこんなことに……深夜テンションって怖いですね……そのうち短歌のストックが増えたりするようなことが万が一起きたときは、また短歌カテゴリに記事を書くと思います。那雪くんのキャラソン分析は日曜日までに上げられたらいいなあ(という希望的観測のもと地球ステーション日本支部からお届けしております(?))
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!