今回からは「スタミュ考察・歌詞編/キャラクター編」と題して、品詞分解を通して個人的に考えたことを書いていこうと思います。
というわけで、歌詞編の第1回は「星」と「光」に関する単語についてです。
レポート課題を始めるにあたって、わたしが常々考えていたのが
「『スタミュ』のキャラソンって同じような単語がよく出てくる気がするなあ」
ということでした。その単語こそが、名詞の「星」です。
『スタミュ』の原題は「ハイスクールスター・ミュージカル(高校星歌劇)」*1であり、「星」という言葉が物語のカギとなりうることはある程度想像がつきます。
ですが、品詞分解をしてみると、「同じような単語」と感じていたのは名詞の「星」だけの影響ではなかったことが判明しました。
以下が「星」と「光」に関する単語の登場回数の表になります。
「星」単体は14回とそれなりの回数でしたが、「輝く」「まぶしい」「キラメキ」など、「星」および「光」に関連する単語は97回使われていました(ここでは「花形」という意味の「スター」及び「star」も、「星」に関する単語としてカウントしています)。
わたしが作業の途中で言葉のきらめきにやられそうになったのはこういう系統の単語が多かったからみたいですね。どうりでキラキラしてるわけだ。
作中に「スター枠」という固有名詞があるように、「花形」という意味でも「スター」が使われていたり、それに呼応する形で「星」や「光」に関する単語が使われていたりもしています。
たとえば、第7幕の「スター・オブ・スター!」では
「世界のどの星より 眩しく誇らしく」
と歌われており、「星」が「花形」としての意味を持ち、「眩しく」が「星」に呼応する形で使われているであろうと推察できます。改めて考えるとteam柊ってすごいこと歌ってるんだな……さすがスター・オブ・スター……
「輝く」「キラメキ」「ヒカリ」なども、この曲における「眩しく」と同様、「星」に呼応する形で使われていることが多く、その結果この系統の単語が多く使われる結果となったと思われます。
また、これらの単語が使われる機会が多いのはteam鳳名義の楽曲ですが、これは
「(俺たちは)スター枠の屑……言うなれば、星屑か」
という空閑くんの台詞に起因しているように思います。チームで最初に歌う固有の楽曲は第6幕の「五重奏~クインテット~」ですが、この曲では「星屑」という単語が使われており、その後もteam鳳が歌う楽曲には「星」や「光」に関する単語が使われていきます。チームごとに割合を調べても面白いかもしれませんが、感覚としてはteam鳳を象徴する単語類といってもよいのではと思います。
以上、「星」と「光」に関する単語の考察でした。ほんときらきらしてるなあ。
「星」単体というよりは、それに類する単語によって多く感じていたっていう結論が個人的には意外でした。おそらく第2期でも増え続ける単語だと思っています。
そういえば2ndドラマCDの発売まであと2週間を切ったんだった……! それを楽しみにレポートの第2稿もがんばろうと思います。
*1:
https://twitter.com/hstar_mu/status/578761764696768513 参照(2016-12-12 閲覧)